あなたの声





あたしは教室に戻った。

「成美大丈夫?」

「うん」


「原田さんいる~?」

ふと誰かに名前を呼ばれた。
声のするほうを見ると
そこには…

朝、琉都といた女の子。

「今大丈夫かな?」

「あ…うん」

正直何も話したくなかった。
そうゆう気分じゃないから。