あなたの声





家に着くとお姉ちゃんがすでに帰ってきてた。

「おかえりーって成美早くない?」

「お姉ちゃぁーん」

「なにどしたの?」

お姉ちゃんを見るなり
あたしの目からどばっと涙がでてあたしはお姉ちゃんの胸に飛び込んだ。

「うわぁぁーん!」

こんなに声を出して泣いたのは
幼稚園振りかもしれない。

「なにどしたの?泣いてちゃわかんないよ?ゆっくりいいから話してみな?」

お姉ちゃんはいつも相談に乗ってくれた。
こんな身近に相談に乗ってくれる人がいるのはとても心強い。