あなたの声





あたしは呆然としたまま琉都を見つめ、
その瞬間…
あたしのお腹に激痛が走った。

「い…っ!」

「成美!?」

なんとも声にならない程のお腹の痛み。

沙希がナースコールをすぐに押してくれたおかげであたしはすぐに手術が始まった。
赤ちゃん…大丈夫かな…?

あたしの頭の中はただそれだけだった。