あなたの声





「成美…少しだけでもいいから寝な?」

「うん…」

隣のベッドを借りて少し眠りにつこうと立ち上がった瞬間、目の前が一転しあたしは倒れた。

わずかに意識がある中聞こえてくるのは沙希と佑樹君のあたしを呼ぶ声。
あたし…このまま死んじゃうのかな?
赤ちゃん…産みたかったな…
琉都との赤ちゃん見たかったよ…

あたしはそのまま意識を失った。