手術中のランプが消えた。 手術室から先生と思われる人と青白い顔の琉都がベッドに乗せられていた。 「先生…っ!琉都は…!」 先生は淡々とした表情で話始めた。 「手術は成功しました。…しかし、脳の損傷が酷く目を覚ますのに時間がかかると思われます。目を覚ましても体のどこかに後遺症が残る可能性もあります。」 先生の言葉に誰もが言葉を失った。 みんなで琉都の病室へ向かった。 そこにいた琉都はとても事故にあったようには思えないほど綺麗な顔で、今にも目を覚ましそうな様子だった。