「海ーっ!!!!」 「この前現場から見えてさ成美と行こうって思って」 「琉都仕事大変なの?」 「まぁな」 「あんま無理しないようにね?」 「大丈夫だよ」 そう言うと琉都はふっと笑ってあたしの髪を撫でた。 あたしたちは特に遊ぶことなくただただ砂浜で色々と話し帰ってきた。 「今日はありがとう」 「こちらこそありがとな」 「ううん、楽しかった」 「うん、また落ち着いたらどっか行こうな」 「うん、じゃあまた」 「おう、じゃーな」 あたしは琉都の後ろ姿をいつまでも見ていた。