あなたの声





家に帰るとあたしは
澤田琉都に電話をしようか悩んだ。


~~♪~~♪
すると突然着信が入った。
昨日と同じ番号。

「も、もしもし」

『もしもし』

「また間違ってますよ?」

『いや?今日はお前に用があってかけた』

「あたしに...ですか?」

『うん
名前と学校と学年教えて?』

「楠成高校1年、原田成美」

『楠成!?』

「はい」

『同じ学校?』

「はい」

『何組?』

「B組」

『お!隣』

「あの~今日会ってますよ
あたしたち」

『は?』

「今日C組の前でぶつかりましたよね?」

『うん
もしかしてあれお前?』

「はい」

『でもなんで俺のこと知ってんの?』

「友達から聞いたんです」

『へー』

あたしたちは遅くまで電話で盛り上がった