電車の中は思った以上に空いていて簡単に座れた。 「成美?」 「ん~?」 「眠い?」 「うん~」 普段あんなはしゃぐことがなかったから急に疲れと眠気が襲ってきた。 「寄りかかっていいよ」 「ん…」 そう言われてあたしは安心しすぐ寝てしまった。 「成美!成美!」 「んっ…ん~?」 「降りるぞ」 「う~ん」 あたしはまだ覚めない目を擦りながら琉都についていった。 寝ぼけているあたしを見て心配になったのか琉都はあたしの片方の手をとり自分の指と絡めて先を進んだ。