あなたの声





その日は疲れてて早く帰ってきた。

「ただいま~」

「おかえり~どうだった?」

お姉ちゃんがリビングから顔を出して聞いてきた。

「ん~楽しかったよ」

「澤田明花って子クラスにいる?」

「えっうん」

「成美、あの子には本当に気を付けなよ?」

「なんで?」

「時間が経てばわかるよ」

もう!沙希もお姉ちゃんも!
なんで教えてくれないのよ!

ご飯を済ませ、お風呂から出るとあたしは
自分の部屋に向かった。
部屋に入るとあたしの大好きな曲が流れていた。

~~♪~~♪

「電話?
...もしもし」

『もしもし?』

「はい」

『あれ?誰ですか?』

「あなたこそ誰ですか?」

『澤田琉都ですけど』

「誰ですか?」

『あ。じゃあ間違えました』

「はぁ。」

最悪。間違い電話とか。
澤田琉都って誰(笑)
てか疲れたな~

あたしはそのまま眠りに落ちた。