貴方の隣に生きたくて

岡崎くんは
目を見開き、
とても驚いている。

そこに…
トドメの一言を…

「乃叶…弘人と一緒に
座りたいなぁ?」

この時はすでに
ベロベロに酔っていて
いつもの色気が倍増していた。

乃叶は、岡崎くんの手を握ったまま
ソファの前まで移動して
岡崎くんを最初に座らせた。

「乃叶?
俺はいいから…」

岡崎くんが断るのにも
一切耳を傾けずに
乃叶は信じられない行動をとった。

フワッ…

岡崎くんに
向かい合うようにして
岡崎くんの膝の上に座った。

まるで
ソファの上で
抱き合っているかのような体制。

「ちょっっ…乃叶?」

その直後…
乃叶は岡崎くんの身体に
うな垂れるようにして
倒れていた。