ぐるぐると
曲がったりを繰り返すうちに
やっとトイレについた。
「あ…ありがと!
ごめんね?
もう、みんなのとこに
もどっていいよ!
もどるときは
誰かに道聞くから!」
私は、小さく手を振った。
その様子を見ると
「迷子になるなよ。」
と言い、走って行った。
私は、中に知り合いが
居ないのを確認してから
静かにトイレに入った。
ガサゴソと少し乱暴に
バッグをあさった。
そして眼鏡を取り出し
とりあえずかけると
さっき根室さんが入れたはずの
バッグのポケットを見た。
なかなかでてこず、
痺れを切らして
バッグを逆さに持ち振ってみた。
カサカサ…
音をたてて一枚の紙切れが
綺麗なベージュの床に落ちた。
やっぱり、と思いつつ
拾い上げた。
「え?」
思わず声を上げた。
それは…
まさかの連絡先だった。
それを見て
ついつい顔をしかめた。
こういう軽い人は
正直苦手。
ここは上手く誤魔化そう。
私はそう決断した。
曲がったりを繰り返すうちに
やっとトイレについた。
「あ…ありがと!
ごめんね?
もう、みんなのとこに
もどっていいよ!
もどるときは
誰かに道聞くから!」
私は、小さく手を振った。
その様子を見ると
「迷子になるなよ。」
と言い、走って行った。
私は、中に知り合いが
居ないのを確認してから
静かにトイレに入った。
ガサゴソと少し乱暴に
バッグをあさった。
そして眼鏡を取り出し
とりあえずかけると
さっき根室さんが入れたはずの
バッグのポケットを見た。
なかなかでてこず、
痺れを切らして
バッグを逆さに持ち振ってみた。
カサカサ…
音をたてて一枚の紙切れが
綺麗なベージュの床に落ちた。
やっぱり、と思いつつ
拾い上げた。
「え?」
思わず声を上げた。
それは…
まさかの連絡先だった。
それを見て
ついつい顔をしかめた。
こういう軽い人は
正直苦手。
ここは上手く誤魔化そう。
私はそう決断した。


