いかにも、派手。

それに合わせて
お客さんも…それなりに。

みんなホストみたい!

うわ…イケメンだ♡

「あ… なんでアイツ…」

会場の中間辺りまで来た時
突然慶太くんが立ち止まった。

「よ! 慶太じゃん。
あれ? 新しい彼女?」

そして私は前を見て絶句した。

「岡…崎…くん?
ど………して?」

当の岡崎くんは
いつもと違うメイクのせいで
私だと気付いてない。

「え? 前に会ったことある?
もしかして、乃叶?」

そして今やっと気づいた。
私は、疑問でいっぱいだった。

しかも彼の隣には
嬉しそうに腕を掴んでいる
柚納ちゃんの存在が…あった。
柚納ちゃんは
私を見るなり、嫌そうな顔をして
睨みつけてきた。

すごく嫌われてるみたい。