と言った。

私の感想はただ一つ。
コイツ、カルイ。
とりあえず
この人とは近づかない!

「よし。行こうか。
じゃあ雄、また後で。」

私の考えが慶太くんに伝わったのか
すぐに話しを切り上げ
根室さんよりひと足先に
パーティー会場へと急いだ。

「どう?根室。恐い?」

会場へと向かう途中、
笑顔で慶太くんは聞いて来た。
私は間を置いてから
「ううん。大丈夫。」
と、首を横に小さく振った。
その様子を見てから
「良いヤツだから。」
と、何かを考えるように言った。
私はそれが気に掛かり、
「どうかした?」
といいながら顔を覗き込んだ。
すると、別に、と言って
更に目の前の扉を開けた。

そこは、黒い壁に
ピンクのライト。