岡崎くんから去った後
何となく
気が重くて
休んだはずの体育に顔を出した。


「はぁ… 」

あたしは
久しぶりに重苦しいため息をついた。
こんなこと
滅多に無いのに。


あたしには
なんにもわからない。

何で
岡崎くんが抱きしめてくれたのか。


さっき
何で愛美が笑ったかもわからない。


もう
疲れたなぁ。

少し休もう。

そう思ったあたしは
先生にばれないように
体育館の裏に向かった。


しばらく進むと
男女が仲良さそうな感じで
寄り添っていた。


その姿を見て
小さな憧れを持った。


_____あたしもいつか岡崎くんと…



99.9%無理だって分かってた。

岡崎くんには
きっと
彼女が居るんだよね。