と言った。

そこまで言った慶太くんを
岡崎くんは
口封じした。

そして
あたしに聞こえないように
なにかをコソコソ言っている。

どうやら
作戦会議のようだ。

一体
どういう事なんだろうか。

そして
岡崎くんが口を開いた。

「あの… えっと…。
さっきさ
慶太がお気に入りの女子とか言ったけど
そんなヤツ居ないから…
誤解するなよ？」

そういう事だったのか。
あたしに気があるなんて
そんなこと
考えるなよ
って事だよね…


最悪だなぁ。
こんなムードで
授業なんて受けられない。

最近
せっかく覚えた巻き髮も
みんなにあわせてしてるメイクも
なんだか今日は
色褪せて見えるよ。

よりによって
次の授業は体育。
陸上だよ…。

なんかヤル気しない。

今日は生理ってコトで
ズル休みするかぁ…

また内申下がるな。

まぁ暑いし
熱射病にならない為にも…
なーんて