_____刹那、突然空気が肺に流れ込んできた。 「…げほッ、ぁ…ハッ」 私…死んでない…?! 涙目のまま顔を上げると、そこには涙を流しながら私を見つめるお母さんの姿があった。 「お前と同類には、なりたくないから」 その手は、震えている。 噛み締めていた唇を離して、再びお母さんは口を開いた。 「私は、お前を許さない」 声が、顔が、レナの兄と梓に重なった。 _______お前を、許さない________