に じ い ろ～Rainbow Days～

離婚。


毎日のように喧嘩をする両親を見ながら、その二文字が浮かんだことは確かにあった。


でもやっぱりどこか私とは無関係なものののように感じてて。




「…もう、お父さんは帰ってこないの」




頭がくらくらする。


こうなる覚悟は多少なりとも出来てたはずなのに、色んなことが一気に起こりすぎて、全然心がついて行ってくれない。







「ごめん…なさい…」




無力な私には、なにもできないから。


ただ謝ることしか、できないから。








「…お前のせいだ」