自分の部屋に入ると、堪えていた涙が溢れ出して、嗚咽を漏らすまいと手で口を覆う。 『私、栗山梓って言うの!』 『んもお〜いっつもそうなんだからヒカリはぁ!』 『あははは!ヒカリってほんと面白いよね!』 『今度さ、あのクレープ屋さん行かない?』 『私も勉強がんばる!ヒカリと同じ高校行きたいもん!』 『昨日のドラマ見た?!めっちゃ泣いちゃったんだけど!!』 『ヒカリにはほんとなんでも話せちゃうな〜』 『私たち大親友だもんね!』________