「レナはなにもしてないじゃない なにも悪くなかったじゃない …あんなこと言う前に、私に言えばよかったじゃない 『レナと仲良くしないで』って 結局はあんた、それが言いたかったんでしょ? そんなくだらないことだったんでしょ? それくらいのこと、一回でも口に出して言ってくれてれば…きっと、こんなことにはならなかったのに」 そうだ。 私は…傷つきたくなかったから。 レナのことはあんなに傷つけたのに、自分が傷つくのは嫌だったから。 だから、あんな卑怯な手を使ったんだ。