「「ひっとごーろしっ!ひっとごーろしっ!ひっとごーろしっ!」」 耳をふさいで、やっと動いた足を必死に引きずって…走る。 「逃げんなよ!」 そんな怒声が背中を突き刺した。 ________わかってる。これが私に課せられた罰。 親友殺しという、一生かけても償えない罪。 …ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい… 誰に、というわけでもなく、心の中で、もう何度唱えたであろう言葉を叫ぶ。 …ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!!!