に じ い ろ~Rainbow Days~









係員に無理矢理降ろされて、あてもなくふらふらと歩き出す。




園内に流れる放送が、もう閉園時間だと淡々と繰り返し告げていた。





閉園時間を過ぎても、まだ遊園地はキラキラしていて。





眩しいくらいのイルミネーションの中で、一人で歩き続ける。






すれ違う人すれ違う人、みんな笑顔で幸せそう。





でもその笑顔もすべて、私をあざ笑っているようにしか見えなかった。