今日はどうしたんだろう、未来。 しばらく会えないからセンチメンタルになってるのかな。 でも、青のキャンバスに視線を吸い込まれていたら、そんなことどうでもよくなってきて。 「…今さらなに、言ってんのさ」 風にさらわれて、私の言葉もどこかへと飛んでいった。 相変わらず蒸し暑いのは変わらないし、生暖かい風だから涼しいとは思わない。 ああ、でも、心地いいかもしれない。 んーっと身体を伸ばして、未来と二人、いつも通り。歩き出した。