「そっか。うん、ならいいんだ」 空へと顔を上げる未来。 私もつられて空を見た。 太陽の光に目を細める。 飛行機雲が、水色に溶けて、消えた。 「ヒカリ、」 瞳は青の世界に向けたまま、彼女は小さく私の名前を呼ぶ。 「あたしは、ヒカリのこと、大好きだからね」