に じ い ろ~Rainbow Days~







…あした?!



あまりに突然のことに、口をあんぐりと開けて亮を見つめる。


しかも、そのチケットに書かれているテーマパークは確か…大阪にあった気がする。



明日。しかも、遠出。



色々とツッコミどころが多すぎて何も言えずにいると、「…なかなかタイミングがつかめなくて」なんて弁解するもんだから、ため息を吐いた。





「…まあ、いいけど。暇だし」




嬉しくないわけないんだ、ほんとは。初めてのデートだもん。



亮はいつも通り笑って、「じゃああとで時間と集合場所送るね」と手を振って私たちとは別の家路を歩き始めた。