「ヒカリ!かーえろ!」 ぼけっとしているうちにHRが終わっていたらしい。 未来と亮がいつも通り、かばんを肩に、私の席まで迎えに来ていた。 「ん…帰ろっか」 こうやって一緒に帰るのも、今日でしばらくばいばい。 最後なわけでもないのに、少し寂しく感じるのはなんでなんだろう。