_______え?




私の笑顔が凍りついたのを見て、心底おかしそうにくくくと笑う佐伯さん。



どうして、佐伯さんが。


どうして佐伯さんが、その名前を知ってるの…?





「美子の知り合いにさ、あんたと同じ中学だって子がいたのよねぇ


その子から色々聞いちゃった…?


ほんっとクズだねぇあんた?


さすがの美子もドン引き〜」




佐伯さんは変わらず笑いながら、手をひらひら振って私から離れていった。


捨て台詞のように「レナちゃんのためにもがんばってねぇ〜」なんて吐き捨てながら。