に じ い ろ～Rainbow Days～

何の前触れもなく告げられた言葉。



怒られるかも、とか、泣かれるかも、とか、覚悟はしてたけど。




「え……？」


「ヒカリと亮くん、両想いだね」




思ってもいなかった言葉。



未来の笑顔が、怖い、なんて。



きっと私の思い込みなんだろうけど、身体が震えて、どうしようもない。





「あ、あれは、冗談…だよ…」

「嘘つき。ヒカリ、あの状況で嘘つけるほど器用じゃないじゃん」




なにもかも、お見通しなんだ。



未来の笑顔が、怖い。


さっき、ハサミを突きつけられたときなんかより、ずっと怖い。





嫌われたくない。