「はあ…はあ…あ…ぁあ…っ」 いつの間にこんなところまで来ちゃってたんだろう。 でも、暗くてじめじめした体育館裏は、今の私にお似合いな気がした。 「……私、最低だなあ……」 ぽつり、と口をついて出た言葉。 また藤堂を傷つけた。 きっと、未来のことも傷つけた。 嫌われたかもしれない。 自業自得。 全部、自分のせい。 …自分のせい、なのに。