に じ い ろ~Rainbow Days~







予想打にしなかった声色が、佐伯さんの言葉を遮った。


佐伯さんや取り巻きも含め、みんなで声のした方向を探す。



一人の男の子が、私をじっと見つめていた。




「…ほんとなのか、あの話って。上原」




日に焼けた健康的な肌に、爽やかなスポーツ刈り。



しゃべったことは…あった、気がする。



中川くんが、険しい顔で私を見据えていた。