「…でもさぁ」 わざとらしく顎に手を置いて、うーん、と悩む素振りを見せる佐伯さん。 そのままこてん、と首を傾げると、 「美子、そんな人と同じクラスとかちょっと怖いなぁ」 それはそれは不安そうに、唇を尖らせた。 _____まあ、そんなこったろうだと思ってたけど。 「ねぇ上原さん、なんとか言っ________」 「…ほんとなのか?」