に じ い ろ~Rainbow Days~








どれだけの時間そうしていただろう。



カーテンの隙間から漏れる光は、ぎらぎら照りつける昼間の光から、きらきらと輝く黄金色の日暮れの光へと変わっていた。





私の涙も渇いて、止まった時間がただひたすらに流れて。





そんな中で、ぽつり、と。






「…つらかったね」





と、





未来の呟いた小さな声は、少しほこりっぽい空気の中に、溶けて、