「ワッフル!タピオカ!」 気づかなかった。 紅一点。 不良たちの中に、一人、女の子がいた。 「私はお腹すいたし喉乾いてんの。あんたのせいで追い出されるわけにはいかないんだから」 聞き覚えのある声だった。 少し高くて、耳にすんなりと入ってくるんだけど、頭にはっきり残るような、そんな_________ 『私、あんたのこと絶対許さないから』