「ぎゃはははは!んだこの幼稚な内装!!!」
突如、教室に響いた下品な笑い声。
何事かと声のしたほうを見ると、金髪だらけの、不良って言葉を体現したような集団がぞろぞろと入ってきているところだった。
「うわぁ…」
未来が嫌そうに顔を歪めたのもわかる。
だって、私も同じ気持ちだから。
「そこのメイドさーーん!ご注文いいですかぁー?」
にやにやとした笑顔は、私たちに向けられている。
私が向かおうとすると、「ヒカリはケガしてるでしょ!あたしは大丈夫だから!」なんて言って未来一人で行ってしまった。
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