「ヒカリ!大丈夫だった?」 「うん…」 手に巻かれた包帯を見て、未来が「痛そー…」ってしかめっ面をした。 結局藤堂から逃げるようにして、一人で保健室に行って。 保健室の先生は泣きはらした私を見て、何も言わずに目の腫れを冷ますための保冷剤を貸してくれた。 おかげで未来にも泣いたことはばれてないみたいだった。