「きゃあああぁぁぁぁああぁ!!!!」 「う、上原?!」 もう、こわくないふりなんて出来なかった。 こわい。こわい。こわい。こわい。 ああ、私のばか。なんであのとき未来にあんなこと言っちゃったの。 私、お化け苦手なんだ。ほんとは。 生徒が作ったお化け屋敷なら大丈夫かなって思ってたし、お化け屋敷には入ったことなかったから、軽く考えてた。 ほんとにばか。救いようのないあほ。 今すぐにでもこんな空間出たい。もうここにはいたくない。 「…上原、落ち着いた?」