ねえ、レナ。 私、こんなに幸せでいいのかなあ。 私なんかが、今この瞬間を楽しいって思っても、 …いいのかなあ。 返事なんてあるわけないのに、じっと天井を見つめる。 天井の汚れだけが、何も言わずに私を見つめ返していた。 きっと、この天井の先にはどこまでも遠くまで、空が続いていて。 きっとそれは、レナのいるところまで続いていて。 ねえ、レナ。 …私、幸せになってもいいのかなあ。 自己満足な疑問だけが、私の心臓を満たしていった。