「み、みらい…どうしよう、私まだ他のクラスメイトとしゃべれな________」 「あ、上原も買い出し?俺と一緒だな」 頭上から降ってきた声に振り返る。 身長の高い藤堂が、私の紙を後ろからのぞき込んでいた。 「え…藤堂も買い出しなの?」 「おう!」 藤堂の持つ紙を見ると、確かにそこには『買い出し』と書かれている。 よかった…藤堂となら、しゃべれる。 だけど… ちらりと未来を見ると、私の視線に気づいた未来が少し困ったように微笑んだ。