私に手を差しのべる未来。
その手は、震えていた。
「…もしかしたら、私だって…その親友みたいに、あなたのことを裏切るような人間かもしれないじゃない」
私の声も、震えていた。
「それでもあなたは…私と友達になりたいって思うの?」
心が、揺れている。
色んな感情が、押し寄せてくる。
「…裏切れないくらい、あたしのこと好きにさせてあげる」
_______毎日がキラキラして見えるようになったの_______
「え、ちょ…ヒカリ?!泣いてる?!」
「…泣いてない」
「いや泣いてるでしょ!絶対泣いてる!!」
「泣いてないってば!!」