“世界が、変わったの” その言葉は、灰色の世界にいる私に現実味を持って届いた。 「…だから、ってわけじゃないけど ヒカリを見てて、昔の自分と重ねちゃって そしたら…放っておけなかった 彼みたいに…あたしも誰かを、救いたいって思っちゃったのかなあ …ねえ、ヒカリ やっぱりダメ? あたしやっぱりどうしてもヒカリと友達になりたい 自己満足なのかもしれない …だけどね ヒカリとなら、仲良くなれる気がする ううん、絶対なれるよ だから…ヒカリ 改めて、お願い …あたしと友達に、なってください」