に じ い ろ~Rainbow Days~







何も言えずに彼女の言葉に耳を傾ける。



今までにないほど真剣な表情の私を見て、未来は表情を緩めた。




「もう友達も好きな人も作らないって決意して、近づいてくる人みーんな適当にあしらって、一人でいたらね



うっざいくらい絡んでくる男がいたのよ!


…それこそ今のあたしみたいに



最初は本気で鬱陶しかったし、何回もキレた



…でもその度に言うのよ、あいつ



『苦しんでる奴のこと、どうしても放っておけないから』って…」