に じ い ろ~Rainbow Days~







「私は、誰とも仲良くしたいなんて思ってない

あんたとだって、馴れ合いたくない

正直…迷惑なんだけど


どうせ同情してんでしょ?一人で可哀想だって

偽善者ぶるのもいい加減にしてよ…」



気づいたら、教室は静まりかえっていて。


突き刺さるクラス中の視線。


恐る恐る顔を上げて前沢さんの様子をうかがうと、今までの笑顔とは違って…傷ついたように呆然としていた。




ああ、私、またやっちゃった。


また、言葉で人を傷つけた。


でも…これくらいやらないと、きっとこの子はこれからも私に付きまとう。


私の深い部分に入ってこようとする。



…それだけは、だめだから。



私にとっても、この子にとっても。