案の定、一瞬にして人気者になったレナ。 もともとクラスの中心だった私は、少し嫉妬もしたけど…それより憧れの気持ちのほうが大きかった。 話してみたいな、仲良くなりたいな、ってずっと思っていたんだ。 だけど、先に話しかけてきたのはレナで。 『ヒカリちゃん、梓ちゃん…ウチも一緒にお弁当、食べてええか?』 少し頬を赤らめながらそう微笑んだレナの顔は、今でも覚えてる。