紙 ひ こ う き 〜名前も知らない君へ〜 短編





放課後。

私は決めた。君に告白するって。


でも喋ったことないし
名前もしらない
会って直接言う勇気なんて、私には無い。


考えて考えた結果

私は紙ひこうきを作った
そして窓から紙ひこうきを飛ばした。

今度は風に乗って
くるくる回りなが落ちてゆく。


今度も君のところに届くといいな。



     名前の知らない君へ

  『大好きです』