俺が、真由の一番近くに…。

……そう、だよな。
俺は真由が好きで、真由も俺を想ってくれている。

この先もずっと一緒に居るって決めたのに、こんなところで立ち止まってどうするんだ。

…ちゃんと向き合って、二人で生きていかなきゃいけないんだ。


「…どう話せばいいかは、やっぱりわかんねぇけど…。
でも、俺にしか出来ないコト、なんだよな…」

「うん」


「…俺、真由に会いに行ってくる」


会って話をして、そして、解決法を探す。

そう思い、立ち上がったけれど…――。




「龍輝、真由ちゃんに会うのは明日にしなよ」


――…大雅が、俺の体を押し止めた。