でも、大雅はすぐに食事を終え…、
「んじゃ、俺帰るわ!」
…あっという間に帰っていった。
……マジでメシ食いに来ただけかよ。
つーか、いきなり真由と二人きりって、どうすりゃいいんだ。
「………」
「………」
あー…。
やっぱり、俺から何か言った方がいいんだよ、な?
んー、と…。
「…あのさ、」
「あっ、はい!?」
…ビックリしすぎ。つーかキョドりすぎだから。
「…お前さ、俺にはなんの連絡もしてこなかったくせに大雅とは連絡取ってたんだ?」
「…へっ?」
…って、直球すぎたか?
いや、それより…なんか嫉妬してるみたいな言い方で、ダッセー…。
なのに言葉は止まらない。
「だって二人で出かけてたんだろ?
だから、連絡取ってたのかなーと思って」
そう聞いた俺に、真由はさっき以上にキョドりだす。
「あっ…ち、違います!!
大雅さんとは、街で偶然会ってっ…別に連絡を取り合ってたわけじゃないですよ!!」
「…ふぅん」
偶然、ねぇ…。
この広い街ん中で偶然会うか?
まぁ、俺と真由の出会いの方がスゲーんだろうけど。
でもなんかこう、ムカつくんだよな…。
……なんで俺じゃなくて大雅なのかな。
偶然だろうとなんだろうと、大雅と真由が“今日”を一緒に過ごしてたのは事実だろ?
なんで俺じゃなくて、大雅が真由の隣に居るんだろう。
悔しい…つーか、わびしい。
俺と真由は、こんなに遠かったかな…。



