ズルズルッ
ほら、麺のいい音g「ぶへぇぇぇぇぇー!!くそ不味っ、なんじゃこりゃ!?」
…音だけだった。
麺とスープは最強に不味い。
なぜこんなことになったのか誰か教えてくれ!
これは人類が開発したスペシャル料理……、カップラーメンだぞ!?
お湯を注いで3分待つだけなのに!お湯だって熱湯にして…、
葵はちゃんと熱湯にしてあるか確認するため後ろのカウンターの上に乗っているまだ真新しいポットに必死な形相で振り返る。
「っ、ノォォーーン!!なんてこったパンナコッタ!熱湯じゃなくて70℃だとぉぉぉぉ!!」
どうりで不味いわけだ!
まだ使い慣れない電化製品ということもあるけど、温度の設定もできないなんて私どんだけバカなわけ!?
まさに"orz"状態だ。
「こ、コンビニに行くしかない…。」
完全なる最終手段。
お母さん……。
初日早々、私はこれから生きていけるのでしょうか…。


