すこし歩いて、またみわたして。

またちょっとあるいて・・・・・・

するとどこからか少しあわただしく、それでいて楽しそう歌声・・・・・・

「・・・・うざ」

『なんでもない日ばんざーい!!』

ほんとにうるさいわ。

でもとりあえず・・・・

「なにしてるの?」

いすに座っているうさぎ・・・うさみみの少年にたずねる。

もうあきれてものがいえないわ。

「なんでもない日をいわってるんだ!!」

「君も一緒に!!」

むりやりいすに座らされ、お茶をだされる。

ほんとうるさいわね。

つかれてるからいいんだけどね

「あなたたち、今日はなんでもない日じゃないわ」

「「え?」」

「わたしの誕生日よ。」

「えぇぇぇぇ!?そんな!!もう祝ってしまった!!あぁどうしよう!!」

慌てふためく少年と帽子をかぶったおとこ。



「うそよ」


少年と男は沈黙し、アリサをみつめた。