これは、夢の話しです。

目をつぶると あたしの中にいつも

小さな女の子がいます。

白いヴィクトリアン風のワンピースを着て、真っ黒な髪を、全部後にひとつして結んでいます。
肌もとても白く、黒目がちな美しいひとみであたしをみつめています。背丈は、植えたての若木のようです。

手には、黄色いマーガレットの花を束にしてもっています。
両手でしっかりもっています。


今日は、「その子」の事を そっとあなただけに教えましょう。

いつも、あたしが目をつぶると「その子」は、「サーカスがみたい!!」といってあたしをいつもサーカスに誘います。

昔のあたしもサーカスが好きでした。
   小さい頃のあたしとどこかにています。
どうしても、にているというかあたしそのものような気がしてなりません。
「その子」は、小さい頃のあたしとちっとも似ていないのです。
中身は、にていますが、見かけや「その子」の明るさ、やさしさ、やわらかさは、「その子」と同い年だった時のあたしには、みじんもないものでした。


そんな「その子」と夢の中で出会い会話を交わしていました。