小さな恋のカケラ。






…………失恋?

清水みたいな美少女が?



それから、彼女はポツリポツリ話し出した。


元彼が浮気をして、他の子と付き合い始め、自分は捨てられたこと。


最後に言われた台詞が、"お前みたいなお嬢様には付き合いきれない"と。


でも、それでも、自分はまだ好きなのかもしれないということ。



「あは…バカですよね、わたし。本当バカだ。て、なに、初対面で名前も知らない人にこんな恥ずかしいこと話してるんだろう…」



「……神谷だ。俺の名前は神谷 鳴海」



「神谷くん…ですか。今日はどうもありがとう。お陰さまですっきりしました」


と微笑む。






―――――――…俺はこの瞬間、清水に恋をした。