小さな恋のカケラ。






思わず、名札に目を向ける。


―――清水か。

ん?清水?

あの、毎回テストの順位で俺と争ってる清水か?


確か、名前は清水……雅。

だったはずだ。



「清水…だろ?」


すると清水は、びっくりしたみたいだったけど、コクンと小さな顔を頷く。


「なんで、わたしの名前…」


「んなことは、今はどーでもいいの。それより、移動しないと泣き顔他の奴にも見られちまうぜ?」


「……………」


「ほら、俺について来な?誰も来ねえ場所教えてやっから」



暫く清水は黙り、それから小さく頷き、俺のあとを歩く。